2020年12月例会

 筑波流源湖で開催の12月例会は、広い釣り場であるため桟橋指定を行い、中央桟橋と中央桟橋に接続する桟橋の中央桟橋、南中央桟橋、北桟橋、五葉松桟橋、西桟橋で行われました。

 予報はくもりで一時は晴れ間もということでしたが、大外れで釣り座に着いた頃から降り出した雨は強弱を繰り返してほぼ一日降り続きました。冷たい雨で寒い1日でしたが幸いにも風は強くならずテントやパラソルに雨が吹き込むことはありませんでした。

 10月から新べら放流が行われているものの広大な釣り場であることもあり自由釣りエリア以外では殆ど釣れませんでした。しかも釣れ出しは遅く朝の内は、なかなかアタリが出ずアタリがあってもカラツンでエサ合わせに苦労しました。

 優勝は、坂井青天井氏です。チョーチン、段底の名手で久々の優勝となりました。中央桟橋の自由釣りエリア向きに入り14尺段差の底釣りで釣りました。下針3cmズラシでバラケがなじんでから上がってくるまでに出るアタリを取っていきました。バラケは早いアタリで釣るとおつりが付いてくるほどしっかりつけて、ジワジワとトップが上がってくる間の小さなツンというアタリを取り、アタリが無いとぼやきが出るなか朝からペース良く釣り、新べらが多く混じったとのことで昼までに30枚、午後に13枚を追加して合計43枚33.7kgで優勝です。

 2位は、レジェンド金山氏です。北桟橋の中央付近事務所向きに入り9尺感嘆セットで釣りました。ヘラのあおりが強く下針は重い方が良かったとのことで、号数を変え、ハリスの長さも調整してアタリを探って釣りました。バラケを持たせる方向で釣り始めましたが抜きにしないとアタリが出ず、小さめのバラケをオモリの当りで抜けるようにエサ付けをしてサワリを出せてトンと入るアタリを取って釣りました。カラツンが多かったとはいうもののコンスタントに竿を絞り44枚33.6kgで2位です。

 3位は、雨宮御隠居釣氏です。西桟橋に北寄りに入り、9尺力玉セットで釣りました。朝の内はアタリが出ず苦戦しました。しかし、昨年しおみ氏からレクチャーを受けたウキを引いてちょっと弱めるサソイを思い出しアタリを引き出しました。消し込みアタリは少なく小さなチクのアタリを積極的に取り、午前中に15枚午後からペースを上げて21枚を釣り合計36枚29.5kgで3位です。

 コロナ禍に揺れた1年で3月4月は例会開催の自粛を強いられることとなりました。12月時点で終息は見られず第3波到来とされています。朝は事務所に集まれず成績発表も外でマスク着用で間隔を取っての感染対策が必要な状況が続いています。今年は納会も自粛で総会は例会成績発表と同時に行うこととなってしまいました。1日も早いコロナウイルスの終息を願うばかりです。

 

 

 

 

 

 

2020年11月例会

 11月例会は、恒例となった清遊湖東西桟橋の自由釣りエリアでの開催です。このエリアへの新べら放流は行われておらず旧べら相手の難しい釣りになりそうでした。

 例会日は晴れるものの北西の風が強くなるということで、風を背中から受けられる東桟橋に多くの会員が入釣しました。9時過ぎから吹き出した風は次第に強くなり強弱を繰り返して吹き荒れましたが、13時過ぎ頃から次第に弱くなっていきました。

 自由釣りエリアへの入釣で他の釣り人も多かったことから、カッツケセットを選択する会員が多く、風の影響を避けられる東桟橋は入釣者が多かったせいか食いが渋く、風で釣り難かった西桟橋の方が食いが良かったようです。

 優勝は、杉田春もじり氏です。先月の優勝で昼食の弁当買い出し担当となり一時間余り中座することになりましたが影響はありませんでした。西桟橋の中央付近に入り、8尺80cm力玉セットで釣りました。ボソ目に作った基エサを手水で調整しエサ付けを小さく持たせるようにしてアタリを出させました。なじみ際、なじんでからと色々な位置でアタリはあったとのことですが、バラケがついている時に食いアタリ多く誘いも駆使しました。風が強くなったときは覚悟を決めて我慢して釣り、風が弱くなった1時過ぎからクワセを感嘆に変更して一気に釣り込んで20枚超を引っ張って逆転し62枚30.7kgで優勝です。

 2位は、レジェンド金山氏です。前週に試釣して傾向を掴んで東桟橋中央付近に入り、8尺ハリスカッツケ感嘆セットで釣りました。作ったままのヤワボソのバラケを小さいながらしっかり付けて、少し持たせるようにしてなじんでチクのアタリで釣りました。上のヘラほど素直に食うことから下ハリスも20cmから18cmと短くして釣り込みました。弁当配布の昼食までに50枚を釣り周囲を圧倒していましたが、午後はペースが落ちてしまい15枚の追加となり、65枚と枚数ではトップだったのですが28.7kgで重量で春もじり氏の逆転を許してしまいました。

 3位は、斉藤しおみ氏です。朝は西桟橋奥に入り9尺60cm感嘆セットで釣りました。朝一からペース良く釣りフラシ交換も一番最初でした。西桟橋のヘラは素直に食ってきたとのことでしたが、風が吹き出すと向い風の上に落ち葉が吹き寄せられて釣りができなくなり東桟橋に移動しました。東桟橋はアタリが少ないとぼやいていましたが、バラケの大きさを変えて、入れたり抜いたりの変化も付けてアタリを引き出しました。バラケを小さく付けた時の方がアタリが出たそうで、誘いを掛けながらなじみ際でもなじんでからでもチッと小さく入るアタリは全て合わせて釣りました。東西の桟橋で合わせて50枚22.1kgで3位です。

 昼食は、清遊湖の定番となった「めんたいのりからころ弁当」を碇双眼鏡氏と杉田春もじり氏により買い出ししていただきました。相変わらずボリューム満点の美味しいお弁当でした。双眼鏡さん、春もじりさんありがとうございました。

 

 

 

 

 

2020年10月例会

 椎の木湖で10月例会を開催するようになってから天気は雨ということが多い気がします。今年も昨年に続いて朝から一日雨となってしまいました。このため、いくつかの例会が無くなって入場順が繰り上がり6番目から3番目に変更となっての入場となりました。

 入場が早まったことから3号桟橋渡り奥が空いており、風向きの関係から焼却場向き、ゴルフ場向きの両方への入釣を可としました。

 天気予報では弱いながらも北西の風ということだったためゴルフ場向きを選択した会員が多くありました。ただ風向きは結構変わりどちら側に入っても向かい風になる時間帯があり、雨も強弱を繰り返して一日中降り続きました。

 朝から寒かったので食い渋りが予想されセットが有利かと思ったのですが、ダンゴへの反応が強くセットはバラケの調整が難しく、両ダンゴは食うタッチを探るのに苦労することになりました。

 優勝は、杉田春もじり氏です。546番に入り、8尺1m感嘆セットで始めました。ヤワボソのバラケを大きめに付けてヘラを寄せ煽らせてからのツンを取って釣りました。バラケへの反応が強いことから10時頃に両ダンゴに変更しましたが、アタリが続かずしかもアタリが出るのが遅くなったことから釣りきれないと判断して昼食後に感嘆セットに戻しました。午後はカタボソのバラケを小さめに付けてなじませて誘ってからのツンを取り合計72枚62.8kgで優勝です。

 2位は、斉藤しおみ氏です。456番に入り、8尺1m両ダンゴで釣りました。ヤワネバのダンゴを親指の爪大に付けてなじんですぐのアタリを取って釣りました。ただ、ヘラに煽られてなじまないことも多く落ち込みのアタリも積極的取っていきました。コンスタントに竿を絞っていましたが、午後にダンゴへの反応が悪くなったところで感嘆セットに変更して釣り込み65枚56.8kgで2位です。

 3位は、越川真嶋王氏です。438番に入り、8尺1m両ダンゴで釣り切りました。朝一からペトコンの両ダンゴで、元エサに浅ダナ1本をなじみが出るまで足していって釣りました。大きめのエサで寄せ、小さめのエサ付けで食わせる釣り方でさわりながらなじんでちょっと待ってドンのアタリを取り昼食後にこの日一番のハイペースで釣りました。その後食いが渋くなりましたがダンゴで釣り通して52枚45.7kgで3位です。

 一日中の雨で肌寒く池の水が温かく感じられるほどでした。納竿の時間も雨で濡れながら片付けとなり、翌日の日曜日は濡れた釣り道具を干すこととなりました。

 

 

 

 

 

2020年9月例会

 三名湖で開催の9月例会は、三名湖を予定していた4月例会がコロナ禍の影響で開催自粛となったため今年初めての三名湖例会となりました。

 秋雨の時期でもあり天気が心配されましたが、出舟時に少し降られただけで済み曇り空の一日となりました。ただ、午後から吹き出した風は次第に強くなり納竿の時間まで続きました。

 ヘラの濃い三名湖ですが、食うエサの調整幅は狭くエサ合わせに苦労することとなりました。出舟順は今年も一番で各ポイントに散らばっての入釣となりました。

 優勝は、雨宮御隠居釣氏です。例会の週で3回目の三名湖とのことでエサの傾向をしっかり把握していました。ゆっくり出舟して大手張ロープに舟を付けて、12尺チョーチン両ダンゴで始めました。待ち釣りでコツコツ釣ったとのことですが、エサの配合を変え、エサ付けも大小の変化をつけてアタリを引き出しました。アタリも様々だったそうでなじんでチク、戻しアタリ、受けてドンなどのアタリを取っていきました。昼前頃から上っ調子になったため、竿を10尺と短くし、午後から風が出るとヘラの型が良くなり82枚46.3kgで優勝です。

 2位は、レジェンド金山氏です。金市田ロープの奥寄りに入り13尺チョーチン両ダンゴで始めました。親指大のダンゴを打ち切って落ち込みのアタリを取って釣りました。なじみ際でさわらせてエサ落ち目盛あたりで出るドン、チクッのアタリに的を絞って、昼までに50枚を釣りました。昼すぎから18尺に変更しましたがカラツンがが多くヘラの型も落ちてしまいました。それでも23枚を追加して73枚38.2kgで2位です。

 3位はスカイライン中澤氏です。旧石切ロープに入り、13尺チョーチン両ダンゴで釣り切りました。大き目のウキを使い、練り切った柔らか目のエサを大きく付けて釣っていきましたが、釣り始めはアタリが少なく苦戦しました。しかし、次第にエサのタッチを合わせて9時過ぎから昼頃まで周囲を圧倒するハイペースで釣りました。基本はなじんでからさわってドンのアタリだったそうですが、落ち込みのアタリも積極的に取っていきました。風が出た午後はややペースダウンしたものの62枚37.5kgで3位です。

 チョーチンでも水面下にヘラが見えるほど寄り、どのタナにもヘラは居ました。しかし、食う食わないはエサ次第でボソでははしゃいでしまい柔らかいとはたき落とされてしまいました。なじませるのにも苦労するほでエサのタッチやエサ付けに工夫が必要でした。それでも参加17名全員が10kg超の釣果を得た例会でした。

 

 

 

 

 

 

2020年8月例会

 西湖根場地区で2度目の開催となる8月例会は、大増水しているところでの開催となりました。梅雨時に雨が続いたせいで7月の精進湖も大増水していましたが、西湖も梅雨明けして8月半ばになっても水は増えたままで、根場の浜も狭くなり、浜からだけでなく道路下のいつもと異なる場所からも出舟となりました。

 今月は、有田さんの復帰、ゲストに竹内さんを迎え17名の参加で、ユース下、沖ブナイ、供養塔下、エゴ、アンテナ下、高松と各ポイントに散らばっての釣りとなりました。

 梅雨明けしてから暑い日が続き、例会日も朝から晴れて暑い一日になったものの、パラソルの下では快適に過ごすことができました。ただ、朝から風があり風向きも強弱もコロコロ変わりポイントによっては流れが出て、ただでさえ食いの渋い中でアタリを出すのに苦労しました。

 優勝は、ゲスト参加の竹内大雷魚氏です。ゲストとはいえ竹内氏は1992年に入会し、入会年に例会優勝を飾って「小雷魚」の釣号を持った名手です。週末がお休みにならないとのことで例会参加は難しいそうですが、今回の優勝により大名跡の「大雷魚」襲名となりました。

 アンテナ下に入り19尺チョーチン両ダンゴで釣り切りました。食いの渋いことは確認済みでエサ落ちを3目盛出しにして、オモリを飛ばし、長めのハリスで落ち込みのアタリを狙って、消し込みだけで無くなじみ際の小さな変化の積極的に合わせて釣りました。朝はヤワエサで昼過ぎからは少し麩を立たせたとのことでしたが、御隠居釣氏いわく昼過ぎのからのダンゴが普通のヤワエサとのことでした。しかも増粘剤を使った調整用のエサを駆使して食い渋ったヘラから当たりを引き出し27枚16.6kgで優勝です。

 2位は、小池カメ専任氏です。高松ロープの沖から見て右側に入り、13尺チョーチン両ダンゴで釣りました。御隠居釣氏の配合のダンゴをペトペトに柔らかくして小指第一関節くらいの大きさに付けてトップスレスレまでなじませました。アタリは、なじむまでのアタリで落ち込みに集中して朝からペース良く釣り、一時アタリを失う時間帯もありましたが、20枚13.9kgで2位です。

 3位は先月に続いて荒井寒もじり氏です。高松ロープのカメ専任氏の反対側に入り13尺浅ダナトロロセット始めました。トロロセットで5枚釣ったもののモーニングタイムまでで、10時過ぎにオカメセットに変更しました。固めのバラケを人差し指の頭大に付けてしっかりなじませるようにしました。なじんで待ってドンまたはチクのアタリで釣り方を変えた直後に好調に竿を絞り、その後もコンスタントに釣って13枚を追加して合計18枚11.3kgで3位です。

 高松に行ったメンバーのによると根場の水色はかなり悪かったとのことでした。確かに透明度が無く浅ダナでエサが見えるということはありませんでした。その所為かアタリを出すのに苦労することとなり、風流れもあって難しいエサの調整を強いられることとなりました。にごりの中でもエサを打てば水面下にヘラの姿は見えるもののアタリは出さず釣り方、エサ合わせに工夫のいる厳しい一日となりました。

 

 

 

 

 

 

2020年7月例会

 7月例会は精進湖本湖での開催です。新型コロナウィルスの感染がなかなか落ち着きを見せず集合時はマスク着用などの対応を取りました。本来なら2回目の精進湖例会となるのですが5月例会は自粛で開催見送りとなったため、今年は初めての精進湖での例会です。

 梅雨とは思えない強い雨が降り続いたため大増水しており、釣り場のロープに着けられないのではないかと心配されましたが、なんとかロープに着けられるということで予定通り精進湖での開催となりました。

 例会日の予報は雨で午後にはやむということでした。幸いにも出舟時に雨に降られずに済み、納竿時は予報通りに雨が止んだため、準備、片付けのときに道具を濡らさずにすみました。しかし、午前中は雨が降って強弱を繰り返し、風が吹いた時間帯もありました。

 優勝は、レジェンド金山氏です。前月優勝で写真撮影担当だったことから、中央ロープ、大割ロープ、小割ロープと写真を撮って回り、小割ロープに舟を付けました。11尺1mトロロセットで始め、アタリが出るまで1時間を要しました。バラケのタッチ、大きさを変化させて釣り、なじんでドンのアタリで弁当配達の11時過ぎまでに15枚を釣りました。この後チョーチンを試しましたが2枚と決まらず、浅ダナに戻して感嘆セットで13枚を追加し合計30枚22.5kgで優勝です。

 2位は、杉田春もじり氏です。小割ロープに入り、19尺チョーチン両ダンゴで始めました。ヘラが居ることは感じられるものの食いアタリを出さないことから、15尺1.5m力玉セットに変更しました。硬めのボソのバラケをパチンコ玉大と小さく付けて、しっかりなじませて待っていると消し込みアタリが出たとのことで20枚15.0kgで2位です。

 3位は荒井寒もじり氏です。大割ロープに入りすぐに2枚を釣ったものの、アタリを失い10時まで釣れませんでした。レジェンド氏の誘いを受けて小割ロープに移動して13尺1mトロロセットで釣りました。ヤワボソのバラケを小さめにしっかり付けてどっぷりなじませ少し返してからのドンと入るアタリを取っていきました。小割で11枚を追加し合計13枚10.7kgで3位です。

 大雨で一気に増水し舟宿はロープの調整に苦労したそうで、この舟宿の努力のおかげで例会を開催することができました。しかし、増水したことから先週は乗っ込みのような感じだったようですが、例会の頃は乗っ込み後の一服と同じような状況となってヘラの食いは落ちているところでした。ヘラの居るポイントにも偏りがあり、しかもヘラの食いは渋くダンゴ、バラケの調整が難しくエサが合わないとサワリすら出さないほどシビアでした。

 

 

 

 

2020年6月例会

 コロナ禍による緊急事態宣言、県跨ぎの移動自粛要請が出され4月と5月の例会は開催を自粛しました。このため、6月例会は3月以来の開催となり17名の参加で予定通り西湖根場地区での例会となりました。

 梅雨時のため雨を覚悟しないといけないところで1週間前の天気予報は雨でした。しかし、例会日が近づくにつれて天気が良くなる予報に変わってきて、例会当日は晴れ時々くもりの天気で雨に降られることはありませんでした。

 入釣は、ユース下、沖ブナイ、エゴ、供養塔と散らばり、西風が予想されたことから高松に向かった会員もありました。

 どのポイントもヘラは居るものの、なかなか食いアタリを出さずヘラの姿は見えてもエサが合わないとサワリすら出さず、エサが合ったと思っても同じエサ打ち続けるとアタリが切れてしまいました。セットでも同様でトロロは食わず感嘆、力玉のクワセを付けてもバラケの調整が難しい1日でした。

 優勝は、レジェンド金山氏です。沖ブナイロープに入り、11尺浅ダナ感嘆セットで始めました。出舟前にエサを作っておいて真っ先に釣り始め、2投目で1枚目を釣り10投で5枚とロケットスタートを決めました。朝の食いが立った時間帯に釣り込んだものの次第にアタリが少なくなってしまいました。こそでボソ目のバラケを柔らかくして小さく付けてなじんですぐに抜けるようにエサ付けをしアタリを引き出していき、9時までに20枚を釣りました。弁当配達の11時までで26枚を釣った後、竿を変え釣り方を変えて5枚を追加し合計31枚で18.0kgで優勝です。

 2位は14.5kgの同量で2人となりました。

 1人目は、雨宮御隠居釣氏です。ゆっくり出舟し空いていた供養塔ロープに入りました。先釣者は1人で、ロープ中央付近に舟を着けて22尺チョーチン両ダンゴで始めました。アタリが少なく突然アタって釣れる状況で10枚位を釣ったところで、竿の長さを変えてタナを探っていきました。14尺に変えたところでアタリを貰えるようになり、エサの大きさに変化を付けて寄せる食わせるのメリハリを付けて12枚を釣り合計22枚で14.5kgでした。

 2人目は、小池カメ専任氏です。天気が良くなったことから西寄りの風が吹くと踏んで引き舟で高松ロープに向かいました。代名詞のオカメセットではなく21尺両ダンゴで釣りました。上針より下針を大きくして、しかも上と下のエサのタッチを変えてアタリを出させました。エサ付けも親指の頭大から小指の爪大まで変化させて、カラツンをもらいながらも釣りきって20枚の良型を揃え14.5kgでした。

 新型コロナウィルスの感染防止のため、舟宿は営業自粛、湖は禁漁となってしまい、やっと6月から再開となり、県跨ぎの移動自粛の解除は例会日前日の19日でした。5月25日に緊急事態宣言が解除になり例会開催の見通しは立ったのですが、コロナ禍が解消したわけでは無く朝礼、成績発表は根場の浜で行いました。今月は多くの皆さんの参加があり、金山さん、金子さん、梶さんから賞品の提供をいただいたため抽選会が大いに盛り上がりました。

 

 

 

 

2020年3月例会

 3月例会はさくら湖での開催となります。暖冬だった今年はすでに桜の開花宣言があり、さくら湖に植えられている桜の木も咲いており、すでに見頃の咲き具合になっていました。

 天気予報は雨の心配はないものの、昼頃から南西の風が強くなるとのことでした。朝は肌寒く防寒着が欲しかったのですが、晴れの一日で日中は気温が上がり春らしい暖かさになりました。

 風が強くなる予報だったことから、風を背中から受けられるD桟橋向きに釣り人が集中したためか食い渋ってしまい、さらに予報通り昼頃から南寄りのかぜが吹き出して次第に強くなって釣り難くなってしまいました。

 3番入場で前の釣り会がB桟橋に入ったため、A桟橋とC桟橋に多くの会員が入釣しました。各自好みの浅ダナセット、チョーチンセット、段差の底釣りなどを選択してのスタートとなりました。しかし、どの釣り方も釣れ出しが遅く、しかもセット釣りはバラケが合わないと寄りは感じられてもサワリすら出ず、バラケの調整やエサ付けに苦労させられました。一方で暖かい日が続いたせいかダンゴへの反応は強く長目の竿の両ダンゴで良型のヘラが釣れていました。

 優勝は、小沼文魚氏です。2015年2月以来の5年ぶりの例会参加を優勝で飾りました。奥様同伴でC桟橋63番に入り、9尺1m感嘆セットで始めました。周囲がなかなかアタリを出せない中でいち早く竿を絞りました。セットガン多めでバラケを少し持たせるようにして大きめに付け、一旦なじませてすぐに抜けるエサ付けでアタリを引き出しました。アタリはバラケが抜けた直後のズバッだったとのことで長目のハリスが良かったそうです。皆がアタリが無いと苦しむ中、午前中に24枚を釣り、食い渋った午後にも11枚を追加して合計35枚21.9kgで優勝です。

 2位は、杉田春もじり氏です。朝は他の会の釣り人が多く入ったB桟橋のC桟橋向きに西湖釣氏と入りましたが、2人とも全くアタリが出ず西湖釣氏はC桟橋に移動し、春もじり氏はB桟橋事務所向きに入っていた寒もじり氏の隣に移動しました。11尺浅ダナ感嘆セットで釣り始めると、こちらではすぐにアタリが出て釣れ出しました。とはいえバラケの硬軟を試し、抜く待たせるのエサ付けを調整してアタリの出るところを探りました。やわらか目のエサを少し持たせるのが良かったそうで、こちらのアタリは小さくチク、モゾッというアタリが多かったとのことでした。午後は向い風でかなり釣り難くなってしまいましたが、合計33枚を釣り19.4kgで2位です。

 3位は斉藤しおみ氏です。C桟橋で文魚氏の隣に入り、11尺浅ダナ感嘆セットで釣りました。朝のうちはそこそこウキが動いたとのことですがカラツンが多くカラの中に食いアタリがあるという感じでした。しかも、前月例会で優勝したことから写真担当になり、撮影に回った後にアタリを失ってしまいました。竿を13尺に伸ばして対応したもののカラツンが多くなってしまいました。しかし、大きなアタリよりモゾッ、チクのアタリの方が釣れることを見極めて釣り込み30枚16.4kgで3位です。

 新型コロナウィルスの感染拡大があり、釣りそのものは屋外で釣り座間隔もあるので問題ないよう思われましたが、人の集まることになる朝礼、表彰は外で行い、昼食も食堂で取る縛りを無くしました。まだまだ新型コロナウィルス禍は納まりそうにありません。一日も早く終息することと会員の皆さんが感染されないようお祈りいたします。

 

 

2020年2月例会

 厳寒期の開催となる2月例会は、昨年に引き続いて富里の堰となりました。暖冬の今年、例会の数日前から暖気が入って暖かい日が続き、例会日も冬とは思えない暖かさになりました。

 一週間前の天気予報は雨でしたが、例会日が近づくにつれて晴れる予報に変わってきて、当日は晴れからくもりにはなったものの、風も弱く春めいた暖かい一日になりました。

 天気は良かったのですが、ヘラの食いは今ひとつで、サワリがあってもアタリにならなかったり、いきなりアタリが出たりとバラケの調整が難しい一日となりました。

 優勝は、斉藤しおみ氏です。東90番に入り、13尺1.2m感嘆セットで釣りました。バラケを小さく付けて、抜く持たせるのエサ付けの調整でアタリを引き出していきました。しかし、名手をもってしても決めきることができず途中小さめのウキに変更してみたりもしましたが、結局元に戻すことになりました。食いアタリが小さくウキが動けば合わせを入れ、誘いも駆使して昼食前にはペースに乗ってのですが、午後に苦戦しました。それでも春もじり氏の猛追を躱して18.6kgで優勝です。

 2位は、杉田春もじり氏です。1月例会で優勝したことから昼食のカツ丼買い出し担当となってしまいましたが、そんなことは関係なく釣り切り入賞しました。東桟橋102番に入り、12尺1.2m力玉セットで始めました。大き目のバラケでなじみを入れない抜きで入りましたがアタリが出ず、バラケを小さくして少し持たせるようにしてアタリを出させました。やはりアタリは小さく状況を見極めてペースに乗ったのですが、カツ丼の引き取り時間となってしまいました。エサ打ちがしばらく止まったこともあり昼食後はボケてしまい、風流れもあってアタリを失いましたが、小さいバラケを持たせて待つとチクッのアタリが出ることを掴み、さらにアタリを求めて15尺に竿を伸ばして釣りましたが僅かに届かず39枚18.2kgで2位です。

 3位は、レジェンド金山氏です。春もじり氏と共にカツ丼の引き取りに釣り座を離れましたが、その影響を感じさせずしっかり釣り込みました。東桟橋108番に入り、13尺1.2m感嘆セットで釣りました。ちょっと固めのヤワボソのバラケを小さくエサ付けの調整で抜いたり持たせたりしながらアタリを引き出しました。やはり昼食後にアタリを失ってしまったのですが、対岸で好調に竿を絞っていた寒もじり氏にレクチャーを受けて、ネバボソのしっかりしたバラケをなじみを出して誘いを掛けるとチクのアタリが出るようになり釣り込みました。特に最後の1時間で12枚を釣り合計42枚17.1kgで3位です。

 天気に恵まれ好釣果が期待されましたが、思ったよりヘラの食いは渋くバラケの調整や付け方に工夫が必要で苦労することとなってしまいました。それでも雨も寒さも心配することなくボリューム満点のおいしいカツ丼を食べることができて楽しい一日を過ごすことができました。春もじりさん、レジェンドさん、カツ丼のお手配と引き取りありがとうございました。

 

 

2020年1月例会

 寒い時期でもそこそこウキが動く府中へら鮒センターでの開催が1月例会の恒例となりつつあります。暖冬といわれる今年ですが、不運にも雪の降るような寒さの中での釣りとなってしまいました。

 一週間くらい前の天気予報から南岸低気圧の通過により天気が崩れるとなっており、前日の天気予報では夜半から雪となるものの午前中には降りやむということでした。しかし、朝の方が気温が高く、降り始めは雨で日中に気温が下がりみぞれから一時は雪が降るという雨の一日となってしまいました。

 池の水の方が暖かく感じられるほどで、そのせいか思ったよりヘラは食い渋らず浅ダナも底釣りもアタリをもらえたのですが、宙でも底でもヘラはタナの少し上に居て下に向かせるためのバラケの調整が必要で、この調整に苦労することとなりました。

 優勝は、杉田春もじり氏です。事務所寄りの33番に入り、8尺1m力玉セットで釣りました。ヤワボソのバラケをやや大きめに付けて打ち返しを早くして、ヘラが湧いても気にせずに打ち切りました。上から追わせることを意識して受けを出させて戻しアタリも積極的に取っていきました。バラケを食ってくることも多かったとのことでアタリが決まるということはなくダブルで釣れることもあり63枚26.73kgで優勝です。

 2位は、雨宮御隠居釣氏です。春もじり氏の隣32番の釣り座に入り、8尺1m力玉セットで釣りました。小指の頭大のヤワボソのバラケを回転良く春もじりに寄せ負けしないように打っていきました。半分近くバラケを食ったとのことでダブルあり竿を持って行かれそうになることありと釣りまくりました。やや食い渋った午後はバラケを小さくするとウキが入るようになり縦サソイを駆使してアタリを引き出しました。枚数は断トツの71枚でしたが型に泣き2.4kg差の24.33kgで2位です。

 3位は、斉藤しおみ氏です。37番に入り、7尺の1m感嘆セットで釣りました。いち早く釣り始め一気に釣り込みました。ヤワボソのバラケをちょっとなじんですぐに抜けるようにエサ付けして縦サソイを使ってアタリを出させました。アタリが決まることが無くバラバラでバラケを食ってくることも多かったとのことですが、それでも午前中はペース良く釣りました。午後から食いが渋くなると竿が短いせいかアタリがボケてしまったことから段差の底釣りに変更して追釣し、48枚19.17kgで3位です。

 釣れるヘラの型は300g位から500g位までで浅ダナより底釣りの方が良い型のヘラが釣れるようでした。それでも雪の降るような寒い一日でも、浅ダナ、底釣りのどちらでもウキは動きました。しかし、ウキを動かすためのバラケの細かい調整には苦労することになりました。