2022年12月例会

 12月3日第1土曜日トライアルクラブの最終例会が清遊湖で行われた。

 2022年も早いもので、12月になり最終例会になった。

 今年は皆勤をと意気込んでいたが、途中の行事や妻の体調不良等により、9回かな?よく覚えていないがこの参加回数となった。

この少ない参加回数にも拘らず3回目の4位となった。

 

そこで私は考えた。

私の釣技のレベルがトライアルクラブの4位のレベルであるようだ。

優勝は出来ないがそんなに下にも行かない・・・微妙な釣技レベル。「これが私だ。」と。

中にはたまに来て必ず優勝する人もいる。

毎回来るが4位にはならない人がいる。

そしてこの現象を考えた時、私の人生そのものに思える。

「4位の人生」それは何をやってもベスト3にはなれない。しかし、全くひどい成績やレベルではない。不思議な人生・・・。

と、1年間に3回も4位になると、何か色々考えずにはいられない。

 

 前置きはこの位にして、例会結果を記しておこう。

 優勝は杉田秀明さん 23.4kg

西桟橋に入り、8尺で70cmから90cmのタナを感嘆セットで釣り切った。

最近の清遊湖は底釣りが良い傾向にあったが、やはり浅ダナそして、前回4位になった時と同じ優勝は杉田さん。これも偶然だろうか・・・。

 

 そして、2位は金山さん 20.2㎏

東桟橋に入り、始めは中向きでソコソコ釣ったが、何やら岸向きの魚の気配を敏感に感じ、途中から岸向きに入り10.5尺風切で見事に浅ダナで釣った。

中向きでも十分に釣れる技術を持ちながらも、素直な魚がいる気配を感じてそれを捕らえに行く姿勢が素晴らしい。

 

 そして、それに誘われ岸向きをしてしかも誰もやらない両ウドンを駆使し、新ベラをゲットして3位に食い込んだ若山君。

彼が金山君の誘いに乗らなければ、私の4位は無かった・・・。

誰が考えたか、この4位は実にドラマが詰まった不思議な順位だ。

ここで、上位者の詳細を記しておこう。

 

1位の杉田さん

竿  8尺

道糸 0.8号

ハリス 上0.5号 7cm

   下0.4号 32cm

ハリ 上 バラサ 7号

   下 バラサ 3号

ウキ 作者不明

   ボディ4.5cm

   足  5cm

   トップ 8cm

タナ 70cmから90cmのエレベーター

エサ バラケ

   粒戦       100cc

   トロスイミー   50cc

   水        180cc

   セット専用バラケ 100cc

   GTS      100cc

   セットアップ   100cc

   クワセ

   さなぎ感嘆

 

2位金山さん

竿  10.5尺

道糸 1号

ハリス 上 0.5号 8cm

    下 0.4号 38cm

ハリ  上 バラサ7号

    下 バラサ 3号

ウキ  作者不明

    ボディ5cm

    足 7cm

    トップ 8cm パイプ

タナ  50cmから80cm

エサ  バラケ

    粒戦      50cc

    細粒      50cc

    セットガン   50cc

    水       180cc

    セット専用バラケ100cc

    セットアップ  100cc

    BBフラッシュ 80cc

    ヤグラ 少々

クワセ

コーラさなぎ感嘆

 

3位若山君

竿  11尺と12尺

道糸 1号

ハリス 0.5号 30cm35cm

ハリ  グラン3号上下

ウキ  作者不明

    ボディ3cm

    足  6cm

    トップ 8cmPCムク

タナ  35cm

エサ  ウドン 野本作 玉ワラビ

    まぶし粉 野本作 宙このまんま

少し長い竿、振り切り(タスキ振り)の打ち込み上尾園の野本さんの釣りそのままの光景が見られた

地合いによる両ウドンのポテンシャルを見た。

【例会報告作成スカイライン中澤】

 

2022年11月例会

 皆様大変ご無沙汰しています。トライアルクラブ紅一点のちか姫です。

 天高く○○肥ゆる今日この頃、新ベラがたっぷり放流されている筑波流源湖でトライアルクラブ11月例会が開催されました。流源湖と言えば、浅場から深場30尺まで、ヘラブナ釣りで考えられる水深の範囲を網羅する唯一の管理釣り場です。そこに沢山の新ベラが放流されていると思えば、上手い下手にかかわらず誰もが心躍るものです。久しぶりの例会参加でとても楽しみだった一方で4位にならないように十分作戦を練り挑んだ例会だったが。。。

 

 終礼には盛大な拍手とおめでとう!!の声に、お待たせ~!と気分良く足の痛さも忘れ小踊りで行ってみれば、近付くにつれ聞こえてくるのは4位、4位、の耳を疑う連呼、、、(エ~~ツ!やっちゃいました~"(-""-)")

4位だけは避けたいと周りを見ながら釣らないようにしたり、釣るようにしたりている内に、ドンピシャでハマってしまった。良からぬ事を考えた結果ですね。(トホホです)

と言う訳で前置きはこの位にして上位の方の詳細報告を私(ちか姫)が書かせて頂きます。

 

 優勝したのは、やはりこの人、金山繁さん。

浅ダナセットをやらせれば、クラブナンバーワン(どこでもかな)

場所 北桟橋西向き 中央奥寄り

竿  9尺

タナ 1.1m

道糸 1号

ハリス 上0.5号 8cm、下0.5号 40cm

ハリ バラサ7号 バラサ3号

ウキ B5cm、T9cm、A6cmと小さめかな

エサ バラケ 粒戦1、粒戦細粒0.5、セットガン0.5、水2、セット専用バラケ1、セットアップ1、BBフラッシュでまとまりを調整

クワセ いつものコーラさなぎ感嘆+なんか。これが、色と持ちと比重と素材のバランスが良いそうです。

下ハリスを40cmと長めに取り、カラツンを出しながら、リズムを保ってのエサ打ちを心掛けたそうです。まさにカラツン上等ですね。このあたりのリズムの取り方は、浅ダナスペシャリストのなせる技だと思います。どんな状況でもそつなく釣られ、しかもとても繊細な釣りをされる金山さんです。大雑把な釣りしか出来ない私には神です。(褒め過ぎかなぁ(^_-)-☆)

 

 2位には、何と寒くになると変な釣りを繰り返している私の夫、岳ちゃんマンだ。

8尺以下が使える釣り場は7尺がベストと思いこみ、どこでも試している。今回もお約束の7尺を選択。なのに竿バックは超パンパン。竿バックいるぅ???

場所 北桟橋西向き 10席目辺り

竿  7尺

タナ 1.5m(何を考えているんだか)

道糸 1号

ハリス 上0.6号 6cm、下0.6号 35cm

(下ハリスの長さは隣の田野さんが釣れているので、長さを聞きそれにしたという軟弱さ)

ハリ 上バラサ7号、下リグル5号

ウキ B7cm、T12cm、A6cm

エサ 粒戦1、トロスイミー0.5、さなぎパワー1.5、セットアップ1.5、水1.5

クワセ 力玉小さなぎ漬け

セットと言えばクワセは感嘆が王道だが、変人なのか凡人なのか力玉信者の様だ。

夫で間違いないと思いますが、妻の私にも釣りの組み立てがわかりましぇーん。ホント不可解です。誰か聞いてもらえませんか?それにしても10㎏もの差をつけられては、たまにはもう少し頑張って欲しいと思います。

 

 3位は野釣りでも管理釣り場でも安定した釣果を出す雨宮究さん。

場所 北桟橋西向き 中央奥寄り

竿  9尺(納得の長さ)

道糸 1号

ハリス 0.6号 上10cm、下35cm

ハリ 上グラン6号 下ウドン3号

ウキ B5cm、T8cm、A6cm パイプ(これまた、それらしい選択)

エサ バラケ 粒戦1、細粒1、水2、セット専用バラケ2.セットアップ2、BBフラッシュで調整

クワセ 感嘆(当然ですよね)

8尺から32尺と百戦錬磨で色々な釣りをされている雨宮さんの引き出しの多さは群を抜いていると思っています。引き出しに無い釣りが釣れていれば釣れている人の釣り方をコピーして直ぐに自分の釣りにして教えた人より沢山釣ってしまう、どうしてそんなに器用なのでしょう。そこが御隠居と言われると所なのでしょうか。

 

 最後に4位の釣り方なんて知りたくはないとは思いますが、こんな機会は滅多にありませんので、勝手に書かせて頂きます。実は今回もホタチョウを試しました。今シーズンの管理釣り場はこの釣りで良い釣果を出せたので、いつまで釣れるかと思い試しました。釣り座は北桟橋西向き10席目あたり。竿13尺、ウキは全長60㎝、ハリ上サイト16号 10cm、下リグル7号 30cm。

 バラケ(マッハ4、凄麩1、BBフラッシュ1、カクシン0.5、水2)、クワセは感嘆。いわゆるホタチョウ。バラケは深く入れ2~3回誘った後のウキの変化で合わせる。を心掛けた。開始後、左隣の荒井さんの10尺チョウチンセットと右隣の岳ちゃんマンの7尺1本半(変なタナ)がコンスタントに釣れ出した。その隣の田野さんも釣れている。魚が集まるまでの辛抱と4位にならないように気を付けながら打ち込んでいった。釣れる魚は良型だが枚数が進まない。昼の時点で9枚。岳ちゃんマンは1フラシ決めていた。荒井さんとはデッドヒート。席が遠方の金山さん、雨宮さんもきっと釣れていると確信。このままいけば5位か6位で終われると思い、ちょっと欲を出したのが裏目に出た。終わってみればやっぱり24枚20Kgで4位。田野さん、荒井さん、もっと釣れてると思ったのに(涙)こんな事なら全力で釣れば良かった。中途半端は駄目ですね。

 

 結果、やや終盤と言った感じで、もう一歩釣り込めなかった。

 竿も13尺と長くなったせいで、取り回しが悪くなり、枚数が伸ばせなかった。

この状況では皆さんと同じ粒戦主体のバラケで、やや小さいウキの弱い設定が良かったように思う。

でも、あと、1,2回は試してみようと思っています。

 

 皆様の心掛けが良いのかトライアルクラブらしくない晴天微風の釣り日和でしたが、朝はやはり寒く、防寒着と防寒ソックスが必須となりました。午前中は良く釣れましたが、お昼を境にアタリも少なく、カラツン、スレが多くなりとても渋くなってしまったような気がしました。楽しい1日となりました。有難うございました。

来月は手を抜かず頑張るぞ!!!!

【例会報告作成中澤知歌姫】

 

2022年10月例会

 幸手園例会について、今回4位になった若山がレポートさせていただきます。

《概況》

 天候は、朝は小雨が降りましたが曇りのち晴れ、風も穏やかでトライアルクラブとしては好天に恵まれた一日。

 例会参加者は13名、ポイントは竹桟橋東向きに全員並んで入りました。

 幸手園のスタッフによると、池全体の入場者は130名程度で10月の土曜日としては空いている。池の状況は、10月5日に500キロの新ベラ放流があったものの、10月上旬から寒暖の差が激しいため、釣果も釣れたり釣れなかったりを繰り返しているとのこと。

 そのような状況の中で、トライアルクラブの平均釣果は17.3キロなので、よく釣れた例会だったと思います。

 

《ベスト3の釣況》

 第1位は杉田さん、竹桟橋の奥寄りに入り、11尺浅棚両ダンゴで一日中コンスタントに釣り57枚36.4キロで優勝です。エサはカクシンとコウテンを「へらえさパワーブック」に書いてある配合パターン通りに作成した元エサを、魚の状態を見ながら調整し、午前中はヤワネバ、午後は芯のある硬ネバが良かったとのこと。オーソドックスなエサを魚に合わせて調整し、ブッチギリの釣果を出すところに非凡な才能を感じます。もしかすると、彼の指先からは魚を誘惑する特殊なフェロモンが出ているのかもしれません。

 第2位は雨宮さん、竹桟橋の手前寄りに入り、8尺浅棚両ダンゴで36枚26.3キロを釣りました。雨宮さんは凄麩主体のエサを使用し、なかなか棚に入っていかないエサを、ウキを手前にそっと引いて誘って当らせる、老練なテクニックを駆使して、釣果を延ばしたとのことです。

 第3位は金山さん、竹桟橋のほぼ中央に入り、10.5尺浅棚両ダンゴで37枚23.1キロを釣りました。朝は浅棚セットで始めましたが、カラツンとジャミに悩まされ、必殺技「金山ダッシュ」を決めることが出来なかったとのこと。その後、周囲の状況を見ながら釣り方を両ダンゴに変更し、キッチリと釣果をまとめるところは流石です。

 

《4位の懺悔》

 せっかくレポートを書く機会をいただいたので、私の釣況も報告します。

竹桟橋の突端に入り、13尺ペレ宙で30枚20.9キロを釣りました。桟橋の突端でペレ宙をやると高い確率でレンギョが釣れるため、周囲のメンバーに「レンギョはまかせろ!」とか「レンギョを釣った景品の缶コーヒーは俺のものだ!」などと言いながら釣り始めましたが、肝心のレンギョは一匹も釣れず、私がレンギョと格闘するのを期待して見ていた皆様を落胆させた挙句に、型の良い鮒がほどほどに釣れてしまったため4位になってしまいました。(笑)

【例会報告作成若山両ウドン】

 

 

2022年9月例会

 隠居生活はや8年、毎日釣りに明け暮れてます。山梨、群馬と、釣友も手に余る程増えてしまいましたが、人様から見れば充実の老後かも知れません。

 本日、一番感慨深かったのは75歳の優先出船、またその数の多いことにビックリ。自分も8月に古希を迎え、「あと5年か〜。」と思わずため息が出ました。75歳になったら迷惑をかけないよう桟橋で釣りします。みなさん、私が舟に乗りそうになったら注意してください。

 

 前置きが長くてごめんなさい、本題に入ります。

 

 深いタナの様子を見たい、コブは釣れるのか?、両ダンゴは? この3点が今日のテーマでまずは24尺。弱いサワリで、キメが出ません。近くを見わたすと越川さんが短竿テンテンでポツポツ絞ってます。少し先のスギちゃんも浅いタナでよく釣れてます。深いタナはあきらめて、11尺のコブセットに変更。やってみて直ぐにわかりました、今日は渋い、大嫌いな待ち釣りになっちゃいます。予定どおり、コブ→両ダンゴとのんびり楽しみました。隣の碇くんといつものユルユルの会話、彼には迷惑かも知れませんが、とても楽しかったです。

 

 さて、上位入賞者の寸評。

 

 優勝は荒井さん、三名湖では何故か金山くんと金市田ワンドで仲良く?釣ってます。少しハリスの長いコブセットで89枚。この地合いで43kgはご立派です。7月の精進湖でもコブで優勝、野釣り、強いですね。まあ、舟だとフラフラ散歩することもままならず、これが幸いしたのでしょう。

 

 2位はスギちゃん、テンテンの誘惑に何度も負けそうになりながらも、両ダンゴの浅タナを貫き86枚、これもご立派。水神ロープでタナが1.2〜1.5mとなかなか渋い釣りでした。教訓は、「他人の芝生はよく見える」ですね。

思えば、荒井さんも同じくらいのタナで、今日はそこらがポイントだったかも知れません。42.9kg、100g差に泣きました。

 

 3位は金山くん、こちらも42kg、85枚、大接戦の展開でした。三名湖ではめずらしい、両ダンゴの柔らかめの餌でコツコツ拾っていったようです。安定していますね。

 

 最後に、告白。私、14時を回ったところで11尺の穂先が抜けてしまい、仕掛けごと池に奉納。金山くんの房総での奉納事件を笑ったバチが当たりました。みなさんも気をつけましょう。

【例会報告作成雨宮御隠居釣】

 

2022年8月例会

 1着 さすがゲンゾーさん、こういう訳のわからない両ウドンをやらせたら天下一品(でも両ダンゴ)。今度野釣りで会ったらギャフンと言わせてやる!〈14枚〉

 2着は安定感バツグンの金山氏、私のとなりで浅ダナ両ダンゴで釣りまくりました。〈12枚〉

 3着はナカザワオクサマ得意のチョーチンセットでダンナに遠慮せずに釣りまくりました。〈13枚〉

 私は朝から両トロロをするとキメテいましたので、8尺チョーチンでたまにあたるアタリを合わせて9枚釣って第4位(なんて日だ!)

【例会報告作成寺野砲丸】

 

 PS、久しぶりの例会参加で4位を引き当てた砲丸氏。年会費を払った上に例会レポートの作成となりましたが、当日に釣り場でレポートをいただきました。いつもは酷暑の中での釣りとなり暑さ対策のため12時納竿とした8月例会でしたが、例会の2日前から天気が崩れ例会日も朝はくもりで涼しいというよりうすら寒い程でした。当然ヘラの食いは激シブでアタリどころかサワリを出すのにも苦労することとなり、水面下にヘラは居るのにウキは動かずでエサの調整に追われることとなりました。釣果一覧は100g単位ですが釣り場の釣果表は10g単位のためこれに基づいて順位確定をしています。貧果の例会となったため枚数というより型の差がものを言って10g20g差で順位が決まりました。(田野大黒柱談)

2022年7月例会

 赤池の放流物が姿を隠し、良型のヘラがシーズン初めから釣れる様になった4、5年前は7月ならば比較的簡単に両ダンゴで釣れて良い思いをした方も多いと思いますが、良型のヘラも繰り返し検量されて尾ヒレはフラシで「しゃもじ」の様に擦り切れてしまい学習能力の高い大型が生き残った結果、難易度が高いフィールドになってしまいました。

 天候が安定しないとシビレル釣果に見舞われる事が多くなった激シブの7月精進湖例会を今年2度目の栄えある4位となりました双眼鏡が務めさせていただきます。

 4位がレポートするルールになってから出席が比較的多い方で、まだレポートしていない会員の筆頭が御隠居釣氏、両ウドン氏、春もじり氏、青天井氏となっています。

 4人の中で最後までレポートをかわすのは誰になるのでしょうか。

 さて7月の例会結果をお伝えいたします。

 第1位は大割ロープでヘラを一人占め?にした寒もじり氏、出船後は中央ロープに向かいましたが野釣りで養った嗅覚が大割を選択させました。6.5キロ9枚を釣り優勝です。12尺3本のタナで長めのハリスを使ったヒゲセットで難しい地合いを攻略!アタリ出しまでに時間が掛かるとの情報が有ったから粘ったとの事で寒もじり氏の粘り勝ちです。釣り方やエサの事では遥かに知識のある今回2位のスカイライン氏を抑えての優勝は価値があると思います。

 第2位は中央ロープの少し藤蔵寄りで釣りをしたスカイライン中澤氏5.2キロ7枚を12尺2本の力玉セットで5枚、24尺チョーチン両ダンゴで2枚を追加して気難しすぎる精進湖のヘラを仕留めました。トライアルは「玉師」(※)が大勢いるのでスタートの様子見には手堅い選択でした、その後に24尺チョーチン両ダンゴを選択したスカイライン氏には我々凡人には無い才能を感じました。

 第3位は中央ロープ先端付近に陣取った尺半氏、日曜例会時とのギャップで翻弄するも細かくセッティングを変えて12尺チョーチンセットで6枚4.3キロでした。帰りの車の中で型がイマイチだったとぼやいていましたが結果を見ると非常に厳しい例会でした。

 雨が降った翌日は厳しいとは聞いていましたが最高釣果でも10枚をこえられない精進湖のポテンシャル?はかなり強烈だったと思います。

 年々気難しいヘラが多くなり40センチ前後のハリスを使った長竿両ダンゴでもウキが入らない程ヘラが寄った精進湖は何処に行ってしまったのでしょうか?なんか人間の証明の様な台詞になってしまいましたが(古すぎるか)。

 こんなに釣れない精進湖は有ったのかと思い、過去のデータを見ましたが7月精進湖を始めてからは1番シブイ例会となったようです。

 因みに発会した1番最初の例会が8月の精進湖だったとは知りませんでした。津田氏が3.8キロで優勝、参加23名と記録されています。当時の事を是非納会の時にでも聞きたいものですね。

(※)「玉師」=力玉セットの釣りをする釣り人の事を言う(御隠居釣氏の造語と思われる)

【例会報告作成碇双眼鏡】

2022年6月例会

6月18日第3土曜日6月例会

場所は西湖根場だ。

梅雨の真っ只中だったので、雨は覚悟をしていた。

それにしても、トライアルは、雨の日が多い。晴れると不思議な感じがするのは、僕だけだろうか?

まあ、今回は曇りで持ちそうな予報。珍しい。

この10年位は例会と言うと雨。曇りの予報でも雨が降る・・・。天気ばかりは仕方のない事だが、やはり釣りは晴れた日が良い。

 

前書きはこの位にして、当日の雨宮さんの状況説明では、かなり悪い状況のようだ。

確かに、数日前に関べらの例会が有ったが、釣れたのは、クワルビと前浜だけだった。

減水中で岩場は良くない様だ。

状況は悪いが、何故か気楽に感じていた。

釣れないのであれば、それなりに楽しむのが最近の私の釣りスタイル。

釣れないのも魚釣りだ。むしろ「釣れているよ、中澤君なら40kgは釣れるよ」と言った方が、気が進まない。

考え過ぎて我を忘れ、正しい状況把握が出来なくなる。忘れ物やケガに繋がってしまう。

釣れてないからのんびり行こう。

 

のんびりムードも、空いてる所にそっと入り、舟を着けるとぶち壊された。

何と、金山君は合わせるどころか、竿を曲げている。

デカい!40オーバー!

「え、そんなに釣れるの?」

「早くエサを打ちたい」急に狩猟本能が目覚めてしまった。

あんなに釣れるんじゃ、少し強い釣りで攻めようか?

「竿は短めで良いな」

風切の10.5尺を継ぎ、力玉大のさなぎ粉漬け、バラケは粒戦50トロスイミー50水150さなぎパワー150セットアップ150の最近のワンパターンを繰り出し、打てども打てども、サワリすらなく時間が過ぎた。

既に、金山君は15枚を釣りフラシを変えた。私はまだ当たりも見ていない。

どうなる・・・?オデコか・・・。

竿を伸ばして少し深いタナにしよう。

 

風切12尺タナ2.5mとして、下のハリスも伸ばした。

それから暫くして、金山君が17枚、雨宮さんが2枚かな、田中さんが1枚の所で、タッとウキが入り1枚釣れた。まずは一安心。

と言う訳で、1日の釣りを詳しく書くと1日かかるので、いきなり昼過ぎに終了。

11枚8.6kgで終了。

 

優勝は金山君でなんと20kgオーバーと素晴らしい釣果を出した。

途中写真を撮ったり、向かい風で当たらないにも拘らず。とにかくお見事の一言。

そして、西湖根場の釣り方はこれだと教科書に載りそうな釣りだった。

 

2位は流石にしぶとく野釣りを知り尽くしたいぶし銀の雨宮さん。

後半の24尺でのセット釣りはお見事・豪快。

雨の中、真似できない妙技を披露。

 

3位は実力の杉田君。とにかく魚がいれば地合いを作り出す奇才。

金山君、雨宮さんは根場の中で最も魚が濃いと言われる沖ブナイ。

それを何と状況無しのエゴに入り、15尺と言う長くもなく短くもない竿の長さで、アタリが続けられないと思われる両ダンゴでの釣果。

 

鬼才・奇才・天才・・・?

凡才の私には全くイメージが湧かなかった釣り方。

以上、トライアルクラブ奇才3人衆、業界Aクラスの上位3名の釣りでした。

あっぱれ!

【例会報告作成スカイライン中澤】

2022年5月例会

 激渋‼ 鬼門の精進湖例会

 とうとう激渋例会4位の定番が私になってきたような気が・・・(変な癖になってしまった)

 学生時代作文は苦手の一つだったが好きな釣りに関しては書きたいことがいくつもあり話題にことかかないのも早く仕上げられる一因でもある。

 本当は日曜日間瀬湖に行く約束をしていたのですが帰りの高速も談合坂SAに寄れるほどスイスイ帰れたのですぐに寝てしまえばよかったのですが、中々眠れず釣りに行ってしまったらレポートが書けなくなってしまいそうで泣く泣くキャンセルして今書いております。

 

 1週間前から週間天気予報を毎日確認して曇りで雨の心配はあまりしていなかったのですが、生憎の1日テント生活でした。唯一の救いが始まりと終わりに雨が止んでいたのとシトシト雨で風も弱かったことだった。

 

 朝礼で釣況を聞くとオデコの危険もあるので両ダンゴで拘らずセットで確実に深いタナより2本ほどの浅ダナの方が良いとの事。

 

 私はハヤマロープに一人で入り御隠居釣さんに18尺で丁度いいよとアドバイスを貰ったのですが以前少し沖目の方が良いのを何処かで聞いたのと新しく仕入れた22尺を振りたくての沖グルテン段底で始めた。仕掛けも現地で作ったので、もたもたしたがエサを打ち始めると割と早くなんとなく気配を感じグルテンを小さくズラシ幅を大きくしていくと合わせられるアタリが増えてきて5匹ほど掛けてからバラシてしまいこのバラシが命取りになってしまいました。

クワセを力玉ハードⅡにしたところモヤッとした変化形のアタリで飲み込んでいて明確なツンはほとんどカラでかなり痺れました。

前回は10g差、今回は同重量の年齢順で4位になってしまいました。

 

 3位は黒岩ロープで12尺力玉サナギ漬けセットで9枚6.9kg西湖釣さん、途中お腹調子が悪くなり13時の早上がりでしたが時間いっぱいまでやっていたら追釣してスッキリ3位だったでしょう

 2位は富士五湖ホームというよりどこでもソツなく釣ってしまう御隠居釣さん、両ダンゴからオカメ迄持っている引き出しをいろいろ引っ張り出して何とか12枚9.2kgもう1枚釣っていれば10kgを超えたのでは?

 優勝はレジェンドさん、中沼釣法?を駆使して皆がアタリがないとぼやいている中お弁当が来るまでに10枚、その後もバラケやハリスの長さを調節して20枚14.0kgお見事です!!

以上 尺半でした。

【例会報告作成田中尺半】

2022年4月例会

 釣老曰く…

 こんな三名湖初めてだ…の巻

 

 順調だった春陽気、長かった大減水から満水ヘ、乗っ込み本番の三名湖 桟橋限定で4月例会が開催されました。

 この三名湖がホームグランドの渡り鳥釣老曰く、この週2回桟橋で遊んで、5時間で100枚、それも5人並んでの釣果とか…

ルンルンの釣老の言葉にニコニコのメンバー達。

 

 唯一心配なのは、例会前の2日間に台風通過の影響で冷たい北東気流が流れ込み、ダウンを羽織る程の冷たい雨で冷え込んだ事、さてさてどうなることやら…

 幸い例会当日は夜半からの雨も止んで曇り空、でも空気はヒンヤリ、天気は回復傾向ながら北西強風予報、メンバーのほとんどが風を避けられる大手張桟橋に入り、三人だけ大土手桟橋外向き底釣りポイントに入釣しました。

 

 実は、小生、昨年の例会、ここ大手張桟橋で51キロ釣って優勝したゲンのイイ場所、

ちょっと混雑したけど岸向きに入れたからお気楽な気分でいつもの11尺メーターセット。10発も打てばアタルはずが20発、30発…

 サワリすらもらえず、エサをしめて小エサのチョイ掛けでやっとアタって400g位の小ベラ、ハリスを伸ばしアタリを維持するのが精一杯、

 いつも釣れる500g以上の三名べらは口を使わず、気難しいガサベラ相手のいやな地合。開始1時間でいつもの三名湖ではない事を実感。周りを見回しても皆さん苦戦中、隣に並んだ寒もじり氏もアタリの少なさにボヤキの連発、今週某ダムで40上巨べらばかり爆釣の気持ちいい余韻を見事に打ち消されちょっとムッと…

 釣老が爆釣した大手張桟橋底釣組も情報とのギャップに呆れ顔、いつもの例会パターンと言えばそれまでだが…

 10時前位から日差しと共に暖かくなり上着も脱ぐ陽気に、水温が上がったからか段々とガサベラの動きが良くなり今度はカラツンの連発、イイ魚の食いは結局上がらず悶絶の地合いが続いてしまいました。 

 

 この激シブ三名湖例会を制したのはダークホースの碇双眼鏡氏。

三名湖ガイドの釣老から大土手桟橋の絶壁の底釣ポイントに案内され、レクチャーを素直に受けながら中沼と野釣りで鍛え上げたテクニックで50枚の気難しいへらを見事に攻略、先月のリベンジを果たしました。グラスムクのウキでハリス段差をナジミ方で調整し、1目盛ナジミで早めの釣り、絶壁を転がりながらナジムイメージだとか。エサも小生が房総河川で教えたグルテンとバラケを合体したグルダンゴ。

ガイドの案内通り、素直で謙虚な釣りで見事優勝いたしました。

 

 2位は優勝者をガイドした釣老こと雨宮御隠居釣氏。

優勝者の隣で同じ釣りながらアタリをもらえず、真っ先に底釣を放棄、9尺天グルセット、そして2本の両ダンゴで午後から釣り込み33枚。三名湖ガイドの面目はなんとか躍如いたしました。

 

 3位は大手張桟橋岸向き中程に入った杉田春もじり氏。

11尺浅ダナセットで始めるもアタリがなかなかもらえず、9時まで悶絶。なんとかバラケのナジミ幅とリズムを見つけ出し、ボソのややナジミでハリスアオリの中の小さなアタリを取って29枚。午後から強風で落ちてきた花弁や落ち葉で水面が覆われ振り込み出来ない中、いち早く9尺にチェンジし振り込みコントロールをカバーしてペースを維持する所は流石でした。

 

 大手張桟橋岸向きは例年落葉や花弁に悩まされる為、米ぬかを撒いて米ぬかの油分を利用し水面を空けて釣りますが、午後からの強風の為か大量に撒いても釣り不能状態、水面下にあれだけ米ぬかの微粒子が漂っていたらガリベラも上を向いてエサに反応しなくなったのかな?

 

 過去実績に景気の良い前情報、イメージと現実の間で空回りする釣り人達。

 やっぱり釣りは素直に謙虚に…ですか…。

【例会報告作成レジェンド金山】

2022年3月例会

 昨年から始まった4位が担当する例会報告ですが今月は早くも二度目の担当になる尺半が僅差を制して担当いたします(笑)

 

 週の前半は半袖で過ごせるほどの温かさが続きいい感じでしたが寒の戻りと冷たい雨で真冬に逆もどり!!

 コロナ感染対策をしっかりとして15名でさくら湖にて開催されました。

 

 水の中は春めいてきて静かだったジャミが活発になりカラツンが酷く大型ヘラはまだ水温変化に反応しきれず動きが鈍く渋い地合いでした。

 6時前に2番入場で各自思い思いの桟橋に入りました。

 

 先月優勝の両ウドンさん(秋もじり改め)、入場早々HP用の写真を撮っていました。管理釣り場での撮影でしたので移動も少なく野釣り場より負担はすくなかったのでは?ご苦労様でした。

釣名「両ウドン」に変更になり今月も両ウドンでやるのかと皆に冷やされていましたが是非伝説になるよう頑張ってほしい所です。

 

 さて釣果ですが混雑気味のB桟橋から優勝と3位、C桟橋より2位がでました。

 3位は最近好釣の青天井氏、強風が吹くとの予報でC桟橋向きに入りましたが殆ど風も吹かず13尺感嘆段底で釣りました。1,2位が抜き系のバラケに対し堅めのバラケでしかっりなじませゆっくりバラケさせてバラケの付いている間のアタリを積極的に取っていったようです。

 2位はさくら湖を得意としていると思われる?スカイライン氏、10.5尺で2本チョットの中途半端なタナを力玉大粒サナギ漬けセットで大きめの浮子と短めのハリスの抜きバラケでテンポよく打って魚の寄りをキープさせて釣ったそうです。

今月は知歌姫さんも出席されて遅れることなく参加出来ました。奥様の力偉大なりです。

 優勝は安定の釣果20kgジャストでブッチギリの春もじり氏でした。混雑気味のB桟橋事務所向き12尺で1.3~1.2mのタナを探りながらハリスワークとバラケの微調整でジャミの猛攻を上手くかわしながら釣ったそうです。

 

 普段は下から数えた方が早いのに渋い地合いになるとなぜかそこそこ釣ってしまいいつも僅差で4位になってしまう変な癖になってしまわないように気を付けたいと思います(笑)

 マルキユーの成井さん、New計量カップの寄贈有り難うございました。またお会いしたら宜しくお願い致します。

 

以上尺半が作成いたしました。

【例会報告作成田中尺半】

2022年2月例会

 

2月19日第3土曜日トライアルクラブの例会だ。

今月(2月)はオミクロン株の大流行により、多くの釣会は休会や中止を余儀なくされた。

幸い我がクラブは、ほど良い人数で何とか密を避けられるとの判断だ。

 

2月の富里の堰、まだジャミの動きが鈍くウキの動きはへら鮒と判断しても問題はない状態。

それもあってか、朝の出だしも遅く、アタリ無しの状態が結構続く、何とももどかしい地合いだ。

そんな中でも坂井君が長竿の段底でペースを掴んでいる。

宙釣りの会員は今一アタリが続かず更にスッと気配が無くなる「宙釣りは無いよ」の魚のサイン。

困ったものだ。

何とか深さを取ってエサにアタックしてくる魚を相手に拾い釣りに徹した。

富里のセットは必ず一度馴染みを入れないと食いアタリが出ない。今日も例外ではなかった。

この時期多くの釣り場はクワセの有るタナより30cmから50cm位上でバラケがバラケ散る感じが良い事が多いのに・・・。

最低タナの10cm位上から下でないと食いアタリが出ない。

何とかその硬さ粘りを見出し、根気良く打ち続けた。

と言う事で、16枚釣って終了だった。

 

所ですっかり忘れていましたが、集合に遅れてしまいました。

「皆さんご迷惑をお掛けしました。申し訳有りません。」

知歌美が右足膝の半月板損傷の為、歩行困難になり欠席を余儀なくされ、一人になると使えない人間のようで、現地までの掛かる時間を勘違いしてしまいました。更に、水筒も忘れ冷たい飲物→頻尿と言う公式にはまりました。

また、かつ丼購入係に指名されたのに、十分お手伝いが出来ず、雨宮さん済みません。

そんなこんなで、すっかり皆さんにおんぶに抱っこして貰いました。

めげずに今年は皆勤するぞー!

 【例会報告作成スカイライン中澤】

 

 

 

2022年1月例会

 

明けましておめでとうございます

筑波白水湖1月例会の報告を双眼鏡が務めさせていただきます。

 

朝、事務所で会員の方が「2007年の例会以来」と言っていたのでHPを確認したところ2007年の12月以来でこの月の優勝者は斉藤氏を抑えて坂井氏が17.8キロで優勝しています。段底でビシバシ釣っていたのでしょう。

本日は事務所前の西桟橋・南中央桟橋・東桟橋と思い思いの場所へと分かれて釣りを開始しましたが朝は水面が凍っていてしばらく釣りができない時間もあり、氷が漂っていた時間帯はオデコの3文字がちらつくほどでした。暫らくするとチョーチンセットや段底・底釣り組が絞り始め「ヘラは居る」と自分に言い聞かせて釣りましたが、なかなかアタリが貰えない厳しい状況でした。

 

天候は良かったのですが今回の優勝が10キロ切っているので近年の管理釣り場例会の中では激シブな例会結果となってしまいましたが例会記録を良く見てみると1982年5月に金山氏が宮沢湖で「1.9キロ!」で見事優勝しておりましたので当時に比べれば爆釣だったと言えますかね?

 

優勝はスカイライン中澤氏で事務所前から移動してから12尺を駆使して9.6キロ25枚を釣り優勝です。いつも色々なこと試しながら人が普段やらない事を実践してみてトライ&エラーを繰り返しながら釣りを組み立てる姿勢は本当に真似ができません。奥様の体調にも気を使いながらも結果を出してしまう優しさと底力を感じました。

 

2位は僅差9.4キロで小池カメ専任氏です。遠くから見ていて日陰で寒そうだな~。なんであの場所に入ったのだろう?と若山氏と話していたのですがヘラの気持ちが分る釣り人は違います。19尺底釣り両グルで釣りきりました22枚との事なのでスカイライン中澤氏より型は良かったようです。9時まで釣れなかったとの事ですが今日は本当に魚の付き場に差があった感じがしました。

 

3位は増田爆釣氏12尺段底でこれまた僅差の9.3キロ21枚。以外に早い段階からアタリがありポツリポツリと積み上げてトレードマークの増田スタイルで1日釣りこみました。

ダウンソックスが水面に触れても気にしないで1日釣りをする増田スタイルは最高です。

 

上位5位までの内4人が南中央桟橋だったのでこの並びは魚の気配が他の桟橋より濃かった様です。前週の降雪後は何処も厳しいようですが、早く防寒着を着なくて良いシーズンが待ち遠しいですね。

 

今回レポートさせていただきましたが4位がレポートする様になってから見事に毎回違う会員がレポートしています。誰が2回目になるか誰が最後まで逃げ切るかそんなことが非常に気になっております。

 【例会報告作成碇双眼鏡】